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展望の山 八ヶ岳編笠山 2,523m = クッキーの登山日記 = 今回の登山者:主宰、雷登山隊の計3名。 7/6: 7:15 八王子集合 9:20 観音平駐車場出発 10:10 雲海展望台 10:40 押手川 11:50 青年小屋 12:45 青年小屋出発 13:15 編笠山山頂到着 14:00 山頂出発 16:00 観音平駐車場等着 人間は、ミニチュアダックスフントとかいう種別をあてはめている。主人が、山小屋(ログキャビンというらしい)を趣味で作ったばっかりに休みのたびに、山小屋に連れて行かれている。山小屋にいけば、散歩も長い距離を歩かせてくれるので、楽しみにしているが今回連れて行かれた『編笠山』にはいささか、マイッタ。 駐車場には、かなりの人間がいたせいで、首輪を付けられて登山開始。でもすぐに、主人は自由の身にしてくれた。はじめは、勾配も緩やかで、いいペースで、登っていく。ちょっとゼイゼイして鼻の頭が乾いてくるころに、主人たちがリックをおろした。雲海展望台と標識がある。何をするのかと思えば、自分たちだけ水を飲み始めた。【 こっちにも分けてくれ。】 なかなか気づいてくれないので、主人に絡み付いてみる。やっと、判ってくれた。【犬だって、のどは渇くのだ。】 しばらくぶりの運動で、かなり身体のテンションが高いのがわかる。【たまには、これぐらいの運動は必要だぜ。】さらに登って、昔の登山者が手で苔を押したら水が出てきた『押手川』に到着。ここには、湧き水があり、主人に水をもらわないで湧き水を飲んでやった。 道が分かれていて、直登のルートは止めにしたらしい。巻き道を使って青年小屋を目指しはじめた。この辺から、少しバテ気味となる。水は飲んだが、今朝の朝食はこうなると知らなかったので十分に取らなかった。【運動するなら、そう言ってくれ。】ハンガーノックとよく主人が言っていたやつだ。【 おなかに力が入らないよ。】 空腹と戦いながら、数名の登山者とすれ違う。今までの経験から、我輩のことを悪くいう登山者にはあったことはない。どうしてだろう? 登山犬は、まだ珍しいのか? それとも手足の短さに対する同情か? こう見えても、名だたる百名山は、瑞垣山、大菩薩峠はすでに制覇済みなのだ。主人は、本気で登山犬にしたてるらしい。 お腹すかして無事、青年小屋に到着。小屋の前のちょっとした広場に何組かの登山者が思い思いに昼食をとっている。いつもこの登山者が集まっているとこに登場すると、視線を感じる。【主人たちは、感じているのだろうか?】 主人に昼食と飲み水をもらい、一気にたいらげる。主人の友人は、この食欲に驚いていた。【犬だって、これだけ歩かされれば腹も減るのだ!】 主人たちは、レギュラーコーヒーまで食後に楽しんでいるうちに、いつもの散歩のレベルからかなり逸脱していることを感じ始めたので、休息をとる。 少し横になったと思ったとたん、出発となった。【もう少し、休ませろ。】青年小屋から山頂を目指すらしい。どう見ても登山道ではなく、岩山が目の前に広がっている。どうもペンキでしるしのあるところを登っていくらしい。我輩の身長よりもかなり高い岩を超えなければならない。【無理です、登れません。どーして、こんなとこに連れてきたの。泣きたいよ〜。】 主人に助けてもらいながら、岩山制覇。友人たちは、リックに入れてしまえ、なんて無責任なこといっていた。 肉球をかばいながら、無事頂上到着。主人たちは、その絶景に子供のようにはしゃいでいる。壁紙にするんだとかで景色を写真にとりまくっている。後から登ってきた登山者に、『甲斐駒ケ岳は、どれですか?』と聞かれて、うれしそうに答えていた主人の友人の顔は、今でも思い出させる。こっちは、水をもらえたので、黙ってみていた。 いよいよ、下山となった。わが種族は、手足が短いよりも胴が長いため、山登りでない、山くだりにもっとも向いていないのだ。ジャンプで飛び降りると〈逆エビぞって〉しまうのである。主人の友人も腰痛があるらしいが、我輩も将来が心配である。 黙々と下って、やっと出発点に到着した。若い女の子が、なぜだかニコニコしながら近寄ってくるではないか。なんだ?? 『この子ですか、頂上に行ったのは?』突拍子もない質問である。 『そうですが、、、』と主人。 『携帯のメールに山頂に犬がいるって、友達が教えてくれたんです。』 今の人間の若いやつらは、本当に話題が乏しい。犬が山頂にいることがそんなに珍しいか?? もっと他の話題があるだろう、エッ!! と、一瞬思ったが、ちょっと有名人でなかった有名犬になれてまんざらでもなかった。 【ご主人さま、今度山登りに行くときは、若い女の子の多いとこにお願いします。】 帰ってきたら主人に体を洗ってもらってすっきり。 やはり、犬には運動が必要だ。 おしまい。 |