題名:日本百名水の一つを堪能する散策
日時:2000年7月1日(土)
場所:尾白川渓谷
参加者:主宰、修繕部
やまおやじ度:☆☆☆☆
食の楽しみ:不動滝の滝つぼで食せる冷やし系麺類全般
きつさ:半日の行程にはお勧め。適度な疲労感を楽しめる。ただし、空腹時は、お勧めしない。
景色:不動滝の手前の『神蛇の滝』は必見。尾根道または渓谷道のチョイスあり。夏場または避暑には、渓谷道が涼し気。ただし、梅雨の大雨により散策道が崩壊している場合あり。事前の確認要。詳細は、竹宇駒ヶ岳神社またはキャンプ場へ。
行程
1230:山おやじ本部出発
1245:竹宇駒ヶ岳神社
1345:神蛇滝
1415:不動大橋認識
1420:不動滝到着
1515:不動滝出発
1630:竹宇駒ヶ岳神社帰着
上記行程には、15分に5分程度の小休止を含む。
本文
『お賽銭あげないの??』
そんな大きな声でいわないでよ、かっこ悪いじゃない。今あげようとしたんだから、、、
(しどろもどろになりながら自分の財布をさがす、、、、)
今日山開きを終えたばかりの本殿には数々のロウソクが飾られ何かいつもと違う竹宇駒ヶ岳神社の境内の前での会話。すすどく切り込む主宰、しどろもどろの修繕部。こんな、かっこわるい幕開けで尾白川渓谷歩きは始まった。
この二人の会話を実は、聴いている人がいたのです。はじめは、参拝者かと思って挨拶をしたものの、ただものならぬ受け答え、高貴な顔だち、言葉使い。後から分かったことなのですが、今日の為に神社へいらした神主さんだったのです。今日は山開きの神事があったそうです。 そうです。 今日は年に一度の山開きの日だったのです。 めでたい。
修繕および主宰がお賽銭(金貨)を投げ入れると、『写真をとりましょうか』と声をかけられてしまったのは、どうも偶然だけだと思えないのですが、、、。
ともかく、今年の山登りの安全祈願を神主さまと無事に終えたのでした。
神社の裏手へ回り、吊り橋を渡ればこの散策路の始まり。今回は、渓谷路が通行止めのため、尾根路を選択した。尾根路は、日本三大急登の一つである『甲斐駒ヶ岳黒戸尾根ルート』へのアプローチでもある。
森の中を縫うようにしばらく登り続ける。梅雨の湿度のためか、日頃の運動不足のせいか汗が吹き出す。綿のシャツは、発汗性が良くないとの前回の実験隊長からの講議を参考に今日は化学繊維を身につけてきている。化学繊維は、発汗の乾燥を助け常に皮膚を乾燥した状態に、、、とかいう能書きだったと思うが、木綿シャツひとすじの者には、ただただ汗が皮膚とシャツの間に停滞しているみたいでどこか気持ち悪かった。
そんな感覚もすぐにわすれ、登りに集中する。ほぼ1時間くらいで、山おやじ百景の一つ『神蛇滝』に到着。木立の中に風が通り抜け、すばらしい三段滝の景色に登りの苦労も忘れさせてくれる。
尾根路の登りを再び開始。
このころから、空腹を覚える。装備実験隊長がいないため、スナック類は、ほとんど持ち合わせがない。本部にあったButter
Finger (America製、日本では、Snekersの類い)を一つザックに放りこんだだけだった。
Hunger Out状態(注意1参照)なるものが、どうゆうものか、人生でしらなくていいものまでとうとう知ってしまった。何しろ力が出ない。足が前に進まない。体が重い。(注意1:極度の空腹により血糖値が一時的に低下し、『ファイト一発』と叫んでもあまり迫力のない状態。特に山中では、あまり好ましくない身体的症状。)
なけなしのFingerを山男らしく二人できっちり二つにわけて、暫しの空腹を我慢する。
いくつかの尾根と鉄製の水平梯子を越えてやっと待望の不動滝に到着。
ここまで1時間半ちょっと。
不動滝は、水量豊富に豪快な滝音を響かしていた。二人とも何も言わず即、昼食の準備に取りかかり、『三好屋』のおばちゃん推奨のとろろ入り戸隠そばを料理。この為に竹のざるを持参する主宰の芸の細かさに感心しながら、待つこと4分。戸隠そばと日本百名水の癒合は、無事完成したのであります。
Hunger Out一歩手前の二人、ほとんど喋らず一気に食す。その早いこと。
味は、説明しません。考えて下さい。きれいな尾白川のすぐわきに陣取り、新緑の森に囲まれ、空腹この上ない状態で食する『百名水』でさらした『戸隠そば』。へたな形容したら、この味に失礼です。ぜひこの味は、お試しあれ。不動滝は、裏切りませんよ。
滝つぼに小一時間で、帰路につく。帰りは、下りのためか、鼻歌混じり。軽快なフットワークで竹宇駒ヶ岳神社へ。
思い立ったら、すぐいける近さと行程の長さ。途中の景色のすばらしさ。ぜひ一度、山おやじ度☆☆☆☆をお楽しみあれ。


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