|
天国のスノーシューツアー&地獄?のスノーキャンプ
(Be-PAL ウィンターミーティング参加
顛末記 by 熊八登山隊)
1月22日 8:30 八王子駅集合
11:00 会場コマビレッジ到着 テント設営&昼食
13:00 開会式 13:30 スノーシュー体験 16:30 野外で夕食 18:30 交流会(ゲストによるトーク、俳句人気投票・・・)
1月23日
11:15 閉会式 12:00 解散
「スノーシュー体験とスノーキャンプに申し込んでおいたから・・・」
それは主宰の突然のお言葉であった。 「へぇ?!」「わーい!」「何それ?」
この一言のもと、山オヤジ倶楽部発足以来、初のウィンターキャンプを行うこととなったのである。
メンバーは主宰、修繕部長、財務部長、熊八登山隊の5名、熊八登山隊以外はスノーシューもウィンターキャンプも初めて! とはいえ、スキー部出身の彼らにはスノーシューに関しては全く問題はない、問題はキャンプである! 寒いぞ、寒いぞと熊八登山隊に脅されて、毛布や敷布など大量に準備、ホッカイロも買い込んだ。一方経験者である熊八も氷点下になるであろう清里の夜を考え、せっせと詰め込む。スーツケースにキャリーバッグ、ザックを背負って八王子駅に降り立った姿は、まるで“海外旅行1週間”のいでたちであった。(たった1泊のキャンプなのに・・・)
主宰のハイラックスサーフにかつてないほどの荷物を詰め込み、好天のもと中央高速を一路清里へ! 途中、ワインと日本酒を買い込み、昼食を仕入れて、会場へ。最後500mほどは雪道だったが、問題なく通過し、キャンプ場に到着。今日は8組がキャンプをし、他の人たちはバンガローに宿泊するらしい。「結構いるのね、私たちみたいに変わった人たち・・・」 早速2張りのテント設営。さすがに手際よく、今回冬用に用意した鋼鉄のペグをこれまた今回買ったかなづちで打っていく。
昼食を終え、開会式に臨む。イベント主催者からゲスト紹介があり、執筆陣のシェルパ斉藤氏、ホーボージュン氏、矢野直美さん、国井律子さんらが盛大な拍手で迎えられる。(実は山オヤジ倶楽部の面々は主宰以外殆どBe-PALを読んでいない。誰が誰だかさっぱり?である)
開会式のあと、いよいよ今回のイベントの目玉である「スノーシュートレッキング」である。スノーシューの履き方の講習が終わり、いざ出発。途中サンメドウズスキー場でリフトに乗り、ゲレンデの頂上まで行く。このとき、執筆陣のホーボージュンさんとリフトに同乗した主宰は「いろいろなところへ行っていらっしゃるのですか?」と質問をし、タダでさえ寒いリフトの上がより寒くなったそうな......。
テントを張り終え一息
|
最高の晴天、富士もくっきり
|
八ヶ岳 権現方面を臨む
|
北岳をバックににっこり
|
林の中のスノーシューでご機嫌
|
シェルパ斉藤さんのクッキング講座
|
当日は雲ひとつない恵まれ、八ヶ岳の主峰赤岳もバッチリと見ることができ、遠くには富士山も見える。頂上からは登山道を下りてくるルートでさっきまで冷たかった風も登山道に入った途端に緩くなった。スノーシューは平坦な道を歩くだけでなく下りの道も快適に歩くことが出来る、新雪の中をストックを使い小走りに駆けるのは何か体が宙に浮いているような感覚だ。フカフカの雪なので転んでも痛くない。途中2,3回の休憩を入れて約2時間でメイン会場のコマビレッジに到着する。
スノーシューのあとは、これも楽しみにしていた夕食の時間だ。長野修平氏による「あぶり火ワイルドクッキング」である。豚バラ肉のあぶり焼き、鹿のあぶり焼き、熊のラグ−などが振舞われた。
ただ、我々にはやはり食べなれた豚が一番だったような気がした。
林の向こうに赤岳が
|
シェルパ斉藤さんと矢野直美さん
|
熊肉の脂身のアウトドアピザ美味い
|
上に炭の網を乗せて焼く、すぐ出来る
|
マイナス10度以下、焚き火でウイスキー
|
火は気持ちも温まる。でもすんげ〜寒い
|
防寒対策をがっちりとしてきたのだが、暗くなると「もう、むちゃくちゃ寒い。」まだ宵の口なのに既に氷点下。ワイン、ウィスキーなどを飲むのだが一向に酔った気がしない、しかし、肝臓はフル回転だ。
皆のおなかがひと段落した頃、別館に入り「夜のアウトドアトーク」「俳句人気投票」が始まった。執筆陣4人のトークなのだが、鉄子(鉄道好きという意味)の矢野さんの話が上手く、楽しかった。
「俳句人気投票」は、お題の季語を入れた句を一人一句作り、皆の投票で「天地人(一等〜三等)」を決めようという趣向。 「自分の俳句には投票するな」と主催者側からのお達しがあったが、かまわず自分の俳句に投票してしまった。この投票の結果、投票数が多い作品には、賞品がもらえるのである。『雪景色このまま持って帰りたい』 財務部長からもお墨付きをもらった“熊”の自信作である。少しでも多く投票されるかなっ、などと考えつつ他の作品を読むと、どれも手ごわそうな作品ばかりである。「なんだ、自分の句に投票したの?ずる〜い!」“八”は、密かに自分の句が一番と思っていたのに、いやいや他人の句に一票入れたのである。もう後の祭り・・・ そんなこんなで夜の交流会もお開きとなり、いざ、我らのテントへ・・・
月明かりとそれに負けないほどの星の瞬きで、テントは明るく照らし出されている。「う〜ん、まだ寝られない!(寒い!)」 近くにあった丸太で焚き火をすることに。山小屋主人とスモークの達人がテキパキと火をつける。やっぱり火は暖かいなぁ・・・ 暖かいココアや紅茶を飲み、やっと人心地ついたからか、誰からともなく「オヤスミナサイ・・・」
テントも車も凍ってました。朝。 |
熱いコーヒー欲しい。。。 |
標高1600mのトレッキング |
翌朝7時過ぎ、皆無事生きていた。明け方は氷点下10℃以下にはなったであろう。何とか乗り切ったのである。朝食後、今日のプログラム「雪遊びグッズお試し体験会」をキャンセルした我々は、「何とか眠れた」3人が羽衣の池まで往復し、「寒くて寒くてあまり寝ていない」2人は惰眠をむさぼることになった。散歩組は、昨日下りてきた道を登り、少し汗ばんだところで羽衣の池に到着。雪に埋もれた静寂のなかで小さな鳥たちのさえずりだけが曇り空にひびき、幻想的な雰囲気すら覚えた。
矢野直美さん、高感度ア〜ップ。 国井律子さんも |
熊さん、ほとんどパニック状態、嬉しい。 |
ビーパル特製ウオッチを美女から頂いてにんまり |
小1時間で戻ると、テント撤収開始。フライに張り付いている氷を振り払うたびに、よくこんなところで寝ていたなぁ、でも人間なんとかなるもんだなぁなんて考える。
最後に閉会式。イベントの総評と俳句人気投票の結果発表!!
まず、人気投票の天地人、第3位、2位、・・・1位! 全然ダメだ、入っていない・・・ 受賞者はなかなかいい賞品をもらっている。いいなぁ。 そこで、選者から「私が選んだ天地人!」の発表が!「人(3位)は・・・・」 ダメだ・・・ 「地(2位)は・・・ 」 あ〜ぁ残念!やっぱり入っていないや.....「天は、」(1位)は、ここで、半ばあきらめつつも心の中ではドラムロールが「ダラダラダラダラダラッ」と鳴り響いていた.....「39番『雪景色このまま持って帰りたい』に決定しました!」 「え〜っ! え〜っ!」
なんと“熊”の句が1位に選ばれたのである。やや興奮気味の“熊”は前に出て行き、賞品の「時計」を手にすると、ガッツポーズと笑顔で拍手喝采に応えていた。
帰りの車の中で、『焚き火には日本酒よりもウィスキー』と詠んだ修繕部長と『蜜柑取る手と手重なり猫笑ふ』と詠んだ“八”は、悔しさを胸になぐさめあっていた。
天候にも恵まれ、おいしい料理も堪能し、最後に俳句の賞までもらい楽しい2日間であった。これを機会に山オヤジ隊は、新たなアクティビティーのひとつとして「スノーシュー」を加えることになりそうである。
なにはともあれ、俳句でトップ取ったし、スノーシューは楽しかったし、焚き火は暖かかったし、テントは寒かったし、天気は良かったし、いい週末でした。
おしまい。 |