武川の湯波乱万丈

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2001年1月27日-28日 「武川の湯」 初湯波乱万丈。温泉は遠かった。

長らく計画され、一度は掘って温泉は出たものの地盤が悪くて断念、場所を移して再度挑戦して武川村が執念で掘り当てた温泉、「武川の湯」が1月25日に待望のオープン。 山おやじはこの姿勢に敬意を表して、早速初湯に浸からなければ。 という訳で27日-28日に行ってきました。 すごいことになってました。

「今日どうする?」、「行くつもりだけど」、「じゃあ明大前に2時半に」。27日(土)朝、こんな電話での会話で始まった。ご存知、東京での記録的な雪が降った朝、外は既に雪が積もっていた。天気予報は大雪普通の人なら行くのをやめるだろうね。

システム部は午前中仕事があったため、午後2時半に明大前から修繕部長と出発。 既に永福町の首都高ランプは閉鎖。しかたがないので甲州街道を調布ICへ進む。環八を越えたところで早速渋滞。旧道を行く。こっちも渋滞。皆、進みが遅い。1時間後に調布ICへ到着。チェーン規制。 4駆の実力発揮で何無く通過。50kmで走れる。八王子IC過ぎたところで除雪車が前を走り、追い越し禁止。30km/時でこれに従う。

ラジオでは甲府昭和IC以降は通行止め、と言っている。雪はますます強くなる。除雪車が相模湖ICで出たとたん路面は深い雪のデコボコ道と化している。とても高速道路の路面とは思えない。 上野原を過ぎ、談合坂に差し掛かる頃、道路のあちこちでスタック、事故車が一杯でまっすぐ進めない。

談合坂で大渋滞で停止30分。事故車それもトラックだった。この渋滞を超えたあたりでもう暗くなってる。 前を走るトラックが車線変更して道を譲ってくれたとたんスピンしそうになって巻き込まれそうになる。 気が抜けない。大月を越え、笹子峠を登る。もう道は車線も関係無くただの広いスキー場状態。 笹子トンネルを抜け、勝沼ICでは「通行止め、ここで降りよ。」と表示板が出ている。でも道は続いているので行っちゃう。しばらくすると再び除雪車2台が前を走っている。

ラジオで再度確認すると、「中央高速は八王子から岐阜県瑞浪ICまで通行止め」と言っている。 通行止めの高速を走っている事になってしまった。非常に遅い。やっと甲府昭和ICで高速を降ろされる。 ただ今、午後6時45分。 高速道路で3時間過ごした。この分なら、8時には温泉に着いてゆっくり楽しめそうだ。ここからは甲州街道を進む。 以外とスムースだ。韮崎を過ぎたとたん、またつぼ足のスキー場状態。デコボコで皆、車の進みが遅い。

突然穴山橋でストップ。まったく動かない。どうもこの先の上り坂でトラックがスタックしているんじゃないの?20分くらい我慢したが、方針変更。戻って川向こうの道を迂回することにする。やっと、穴山橋のセブンイレブンに着く。やっぱりトレーラのスタック。 再び迂回路を進んで武川村に入った。8時30分まだ温泉はやっているだろうか?牧原付近に近づくと、再びまったく動かない。前から人が歩いてきた.聞いてみると「1km進むのに1時間かかる」と言われ、再び迂回路を探す。やっと脱出し、「武川の湯」到着。8時45分。もう閉まっていた。 トホホ。なんで?9時までやってるんじゃないの? なんか我々は中々たどり着けない「秘湯ハンター」みたいだ。

気を取りなおして、明日の朝にトライする事にして小屋へ向かう。小屋方面へ進むと雪の量が増えている。 川沿いの道に入ると更に雪が深く、橋を渡ると80cmくらいの積雪の中に1台くらい車が通ったわだちがある。これを4駆とはいえチェーン無しの車で登るが車が浮いてしまって亀の子状態。一度戻って勢いつけてラッセル。これを何度か繰り返して公園前の小屋方面への入り口へやっとたどり着く。 ここからはもうわだちも無く、雪の壁。

もうここで断念。車を道端に停め、歩いて小屋まで行く事にする。 腰までの雪をかきわけながら、こやへ到着。 もう八甲田山みたい。 とにかく小屋へ入れてホット一息。 でも更に困難は続く。 水道の元栓が雪に埋もれてどこにあるか分からない。 身体中雪だらけになってやっと探し当て、80Cmの雪を掘り返す。 さあ、明日の初湯を楽しみに、今夜は熱燗でナベをしよう。

翌朝、天気は快晴。朝食、片付けを終えた二人は早速温泉へ。 電話で問い合わせ、10時から営業しているとのこと。 今日の一番風呂を頂くことにする。

「むかわの湯」に到着し、長かったこのアプローチを思い出しながら、受付へ。 2人の受付嬢がやさしくにこやかに挨拶してくれる。 これは好ましいぞ。 大人一般500円。 今回はちょっとお願いして村民価格で300円であった。 さっそく風呂へ。風呂は最高!真新しい匂いが残る浴室。 風呂は、普通の湯、檜風呂、寝ながら入るジャグジー式、深い立ち湯で打たせ湯が出来る、屋根付き露天風呂、サウナ、ミストサウナ、と充実。 これは満足度が高い。 泉質はナトリウム-塩化物温泉で嘗めてみるとしょっぱい。この近辺の温泉の中ではユニークだ。 この温泉の謳い文句は「フォッサマグナ」の温泉。効きそうな感じもする。 源泉も45度くらいあり、いわゆる鉱泉の沸かし湯ではない。 露天風呂も気持ち良い、が出来れば甲斐駒を見ながら入れるともっと良いのだが。でも全体的にはレベル高い温泉でした。これから近くで温泉が楽しめるので大変うれしい。

という訳で、無事初湯ツアーが終了した。 長い道のりであったがその価値はある。 帰りも通行止めとなった中央道を横目に大月まで下の道を帰りました。

おしまい。